名物。古瀬戸肩衝茶入。名称の由来は明らかでないようです。形は大きいが目障りとならず、豊麗で円満な感じを与える妙作であります。のち藤堂高次が所持し、1703年(元禄一六)その子高睦が襲封御礼として幕府に献上、以来徳川宗家に伝えられました。(『大正名器鑑』)