大堀相馬 おおぼりそうま

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鶴田 純久の章 お話

福島県双葉郡浪江町大堀で産する陶器。
相馬焼と呼ぶものに相馬市中村産のものがあるため別に大堀相馬の称があります。
元禄(1688-1704)の初め半谷休閑が同郡井手村美森(浪江町井手美森)の砂土を用いて業を起こしたのが始まり。
以後相伝えられて百有余戸に及び、大堀・井出・小野田の人で陶業に従事しない者はまれになりました。
このため藩庁はこれを援助し陶器役所を置き、また江戸・函館に販売店を設けて保護振興しましたが、明治維新後はこの制度が廃絶し1885年(明治一八)当時は二十余戸に減ったといわれます。
(『府県陶器沿革陶工伝統誌』)※そうまやき

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