伊賀耳付花入 銘林和靖

伊賀耳付花入 銘林和靖
Picture of 鶴田 純久の章 お話
鶴田 純久の章 お話
伊賀耳付花入 銘林和靖
伊賀耳付花入 銘林和靖

Flowervase with two handles, known as”Rinnasei” Height 29.1cm Kyoto Mingei-kan

高さ29.1cm 口径8.4~9.2cm 底径14.2~13.5cm
京都民芸館
 やや胴長のずんぐりとした器形で、厚手に成形され、どっしりとした作振りであります。例によって裾まわりは円座状に厚く作り、類の左右に耳をつけ、胴には九本の縦箆目をつけています。表面左方から灰が激しく降りかかってビードロ粉となり、一部は焦げています。また、裾まわりはいったいに黒い焦げ膚となり、背面から右にかけては赤く焼き締まっていますが、頭から胴に二筋飴色の粉が流れています。
 「林和靖」の銘があります。

前に戻る
Facebook
Twitter
Email