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鶴田 純久の章 お話
丹波大徳利
丹波大徳利

高さ23.2cm 口径8.5cm 胴径25.5cm 底径19.3cm
 備前などに見るいわゆる船徳利と同じ器形で、蕪徳利とも呼ばれています。胴はたっぶりとまるく張り、底は平らに大きく作られ、いかにも安定感に満ちた姿であります。全面に塗土をし、紅褐色に焼き上がった膚に海鼠状に灰釉が降りかかっています。この種の丹波焼としては稀に見る鮮やかな景色の作であり、底には五個の目跡が残り、塗土の刷毛跡も見られます。

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