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鶴田 純久の章 お話
丹波花入
丹波花入

高さ25.8cm 口径11.5cm 底径13.8~14.5cm
 背面に太く素朴な箆彫りで「永ろく八ねん」と彫っています。紐作りのざんぐりとした姿は時代の気分をよくあらわしていますが、室町時代末期の丹波焼としては他に例を見ません。口部から裾にかけて釉が薄くかかり、土膚は暗褐色に焼き締まっています。正面に箆で文様をつけています。丹波焼の花入としてはもっとも古いもので、おそらく寺院に寄進されたものでしょう。背面に鉄の欽をつけています。

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