蟹の甲のような一種の暗青緑色をいいます。『陶雅』に「瓷は黄と黒の相間るものを、これを茶葉末と謂います。(中略)緑多くして砕点なきものは、呼んで蟹甲青となす」とあります。茶葉末はいわゆる蕎麦であり、蟹甲青は青蕎麦をいいます。