加賀九谷焼の陶画工。本名久六。金沢の人。嘉永年間(1848-54)鍋屋吉兵衛に陶画を学び、その製品は師の吉兵衛に似ています。のち九谷庄三の風を学び精緻な彩色金欄手をつくりましました。1877年(明治一〇)頃没、五十余歳。(『九谷陶磁史』)