金立村 きんりゅうむら

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鶴田 純久の章 お話

肥前国佐賀郡金立村(佐賀市金立町)。
文禄・慶長の役(1592-8)後鍋島直茂の連れ帰った朝鮮陶工に金氏かおり、朝鮮の貴族の子であったといいますが、金立山下で製陶を始め、寛永年間(1624-44)藤ノ川内(伊万里市松浦町山形)に移りのちさらに有田に転じました。
金立村に金の国許にいる父母の逆修碑があり寛永五年(1628)の字が刻してあります。
同地には現在陶窯はないようです。
金氏の子孫もまた不詳。
なお一説には金氏は金立村字熊山にいたといいます。
(『日本陶磁器史論』『有田磁業史』)

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