熊走山窯 くまぱしりやまがま

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鶴田 純久の章 お話

加賀国(石川県)の陶器。
1851年(嘉永四)金沢小立野の辰巳屋小兵衛が資本を投じて犀川上流の熊走山に陶窯を築き、鍋屋吉兵衛・吉造父子などに製陶させました。
その素地は火度の弱い陶器で、絵付は佐野窯の風を受けた唐人物などが多く、赤と黒とて描きさらに淡い緑と黄を加えた粗画。
器は日用品向きのものです。
明治維新直前に廃窯。
(『九谷陶磁史』)

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