本窯の強火絵の具としてコバルト青に次いで有力なもの0クロム化合物を単独に還元焔で焼けば確実に緑色を発し、酸化焔では金色・撥・赤、時に青を生じます。
酸化鉄が共存していると緑は生じないようです。
酸化クロムと酸化コバルトとの混合物は董色を生じ、酸化鉄と酸化マンガンとの共存下では黒を生じます。
酸化クロムと酸化マンガンとでは褐色を生じます。
クロム黄(クロム酸鉛)とクロム赤(塩基性クロム酸鉛)は上絵具の製造および含鉛陶器釉の顔料に用いられます。
珊瑚赤は低火度熔融のフリッ卜にクロム赤を加えてつくったものであります。
酸化クロムと酸化錫とを混合して焼くとピンク顔料が得られます。
酸化クロムは釉にはほとんど溶解せず、酸化錫と同じように単に釉内に分散しているだけであります。
したがってクロム緑をあらかじめフリットにしておくとよいです。
この場合還元焔をかけないようにします。
フリッ卜に石灰が多いと酸化クロムは美しい緑色を示し、酸化鉛と酸化バリウムが多くなると緑色が黄色に変わります。
緑色を強めるために酸化二ッケルまたは酸化銅を酸化クロムと共に用いることがあります。
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