京都の人田辺玄玄。
甕印の作が有名。
名は憲、字は伯表、通称飛弾。
東寺に住み、少時より鉄筆を喜び、最も甕印をつくるのに巧みで、璽土で摘まみをつくり印文を刻しました。
みな火範によって成り、その製がすこぶる絶妙であったので一時文人がこれを珍重しました。
1831年(天保二)『玄玄甕印譜』を著わし世に刊行されたが、当時の名がその序跡をつくった。1858年(安政五)12月21日没、六十五歳。なおモースの『日本陶器目録』に「京都の楽焼茶碗に玄玄のあるものあり、天保頃の素人陶師玄々ハチゾーの作なりといふ詳かならず、作甚だ雄健にして色彩潤沢なり」とある。あるいは田辺玄玄のつくったものであろうか。(『近古芸苑叢談』)
玄玄 げんげん
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