徳永常光 とくながじょうこう

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鶴田 純久の章 お話

肥前国(長崎県)三川内窯の陶工。もと武雄藩士先代から南川原(佐賀県西松浦郡西有田町曲川)に移って製磁に従事。常光は技術が非常に優秀でしばしば藩の御用品の製作を命じられたが、かえって他の陶工の嫉視を招き、期日のある御用品を焼いていた時、窯内に砂をまき散らした者があって、ついに再製不可能に陥り、常光は責任を感じて自刃した。1672年(寛文一二)十月二十四日のことであった。(寺内信一)

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