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鶴田 純久の章 お話

中興名物。古瀬戸春慶茶入。
総体栗色地に黄釉がむらむらと掛かっています。
朝日春慶手と思われ、手取りは軽く釉沢が美しく、全体に無疵の茶入であります。
土屋左門所持、木下侯、朽木隠岐守、信濃国上田藩主松平伊賀守と伝わり、大正初年村山家425重要文化財。
光悦作楽焼茶碗、赤、光悦七種のIう。
茶碗の飲口より胴体にかけて白釉があるのを山嶺の白雪に見立てての銘であるでしょう。
もと三井家所持、のちに姫路藩主酒井家に伝来。
現在は畠山記念館蔵。
(『大正名器鑑』)

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