Large dish with pine-tree and wave design, enamelled ware
Mouth diameter 42.3cm
高さ11.3cm 口径42.3cm 底径21.8cm
広い見込に松の大樹を一本、力強く描いた絵文様は、古九谷様式の一つ、青手古九谷のなかでも特に印象深いものの一つであります。腰に段をつけた大振りの平鉢で、縁紅になっています。見込一面に渦形流水文を黒い線描きでのびやかに描いて上に黄釉をかけ、松の幹は紺青、岩は緑、縁文様は青海波風の地文に緑釉を上絵付しています。
裏面は全面に菊花唐草文を黒線描きし、その上に黄釉を薄くかけています。高台内の二重角内に「福」字銘があります。