備前国長尾(岡山県玉野市長尾)の陶器。頼山陽・田能村竹田らと親交のあった同地の豪家小野桑園(1853~・嘉永六年没)が趣味に焼いた茶陶で、桑園焼ともいう。木米・仁阿弥らも招かれ作陶したという。芋栗園・米華・迷伽などの銘印を用いた。