深海墨之助 ふかみすみのすけ

marusankakusikaku
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鶴田 純久の章 お話

有田の陶家。年木庵深海平左衛門の子、1845年(弘化二)二月生まれ。1870年(明治三)ワグネルについて西洋顔料数十種を伝受し、大い発明するところがあった。1874年(同七)深川栄左衛門らと香蘭社を起こし、1876年(同九)手塚亀之助らと共に渡米しわが国磁器の名をあげた。1879年(同一二)香蘭社を離れ別製磁会社を起こし、宮内省の御用を承わり、ま海外貿易品を製造し、機械生産の利点を説いたが完成しないうちに1886年(同一九)二月、41歳で没した。一八七三、四年頃までの作には父と同じく喜三製の銘を用いた。(『工芸鏡』『有田磁業史』)

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