Haji ware: jars and stem bowls. Excavated at Furu Site, Tenri-shi, Nara. 4th century. Height of largest jar 31.7cm. Tenri Sankōkan Museum.
奈良県天理市布留遺跡出土
4世紀
(右端壺)高さ31.7cm 口径17.2cm 胴径27.0cm
天理参考館
昭和十三年、天理市布留遺跡において多数の土師器が出土し、磯内の古代の土師器を代表する型式を示す基準資料として 「布留式」の型式名が立てられました。弥生式土器と区別する指標として取りあげられたのは小形丸底土器であり、文様の喪失と器形の規格化であって、そこに政治的統一が背景として考えられました。いまでは畿内最古の土師器として、布留式に先行する 「庄内式」 土器が大阪府船橋遺跡などで確認されています。