Two-color glazed ware three-legged dish.Excavated ‘on the ruins of Yagotodō, Nagoya-shi, Aichi. 10th century. Diameter 19.7cm.Ceramic Museum.
名古屋市昭和区天白町八事堂跡出土
10世紀
高さ5.6cm 口径19.7cm
愛知県陶磁資料館
名古屋市東部の丘陵上から多数の瓦や須恵器 灰釉陶器とともに発見されたもので、遺跡は小堂宇の焼失した跡と考えられます。同所から本器のような三足盤が三箇体分出土しています。素地は黄白色のやや硬いもので、削りによる低い脚があります。釉は内面中央に四弁花文を、周囲に花弁の一部と花頭文、飛雲文を濃緑釉で描き、上から全面に白釉を施したもので、焼けただれて文様は黒く変色しています。素地・釉調からみて猿投窯鳴海地区の製品と考えられますが、珍しい作品です。