東京の陶画工。青雲亭虎勢と称しました。青雲亭彦丸について技術を習得し1861年(文久元)に開業、もっぱら九谷風の盃類の焼付画を描いていたが数年後に花瓶類に移り、さらに薩摩風の草花の密画を描くことに従事していたようであります。1879年(明治一二)当時四十二歳。(『東京名工鑑』)