花蝶文透かし彫り香炉

花蝶文透かし彫り香炉
Picture of 鶴田 純久の章 お話
鶴田 純久の章 お話
花蝶文透かし彫り香炉
花蝶文透かし彫り香炉

Incense burner with openwork flower and buttefly design. Excavated from Kurozasa No.90 Ceramic Kiln, Miyoshi-machi, Aichi 10th century.Height: cover 4.2cm., burner 6.0cm. Aichi Prefectural Ceramic Museum.
愛知県みよし市福谷町黒笹90窯出土
10世紀
総高9.7cm 蓋径13.4cm 底径15.1cm
愛知県陶磁資料館
 平安時代後期に密教の仏具として用いられた有蓋の合子であり、縁釉陶器が多いです。本器も白色緻密な良質の陶土を用いており、縁釉陶器の素地でしょうか。蓋は、宝珠形の紐をもった半球形のもので、紐を縫って四弁花文を、さらにその外側に四方に揚羽蝶を刻線と透かし彫りによって表現しています。このような蓋は本来火舎香炉に伴うものです。

前に戻る
Facebook
Twitter
Email