瀬戸唐津 茶碗

高さ8.6cm 口径14.4cm 高台径6.0cm
　深くゆったりと立ち上がった椀形の茶碗で、高台はやや高く、高台内は深く削り込まれています。 高台まわりを残して内外全面に厚く長石釉がかかり、釉膚には荒い貫入があらわれています。 長い伝世の間に濃く薄く、ほぼ全面にしみがあらわれていますが、長石釉のかかった釉膚は白く、 見込に目跡が四つ残り、 少し鉄分を含んだ荒い土膚を見せています。 この手の立ち上がりの深い作振りのものは、一般に本手瀬戸唐津と呼ばれています。