Tokoname ware: jar. Excavated from sutra mound at Osugidani, Mie. 12th century. Height 36.0cm.
三重県一志郡大杉谷経塚出土
12世紀
高さ36.0cm 口径20.4cm 胴径32.8cm 底径12.8cm
大杉谷の一経塚から影青の合子を伴って出土したもので、典型的な初期常滑の経甕の一つです。本来実用の器であったこの種の中形甕は経筒外容器として各地で用いられており、製作の優れたものが多いです。本器は惜しくも口縁の一部を書いているが端正な姿をしており、赤褐色の器肌に青黒い灰釉が流下し、いかにも初期常滑の雰囲気を醸し出しています。
