Shigaraki ware: jar. 15th century. Height 19.8cm.
15世紀
高さ19.8cm 口径7.1cm 胴径17.7cm 底径13.3cm
俗に蹲と呼んでいるこの種の小壺はほとんどが二重口であり、また肩に縄目文を有するものが多いです。この小壺は口縁端をなでて斜めに面取りを施しています。細くしまったやや外反する小さい口頸部や肩のつよい張りからみて、15世紀のうちに入るものと考えたいです。信楽特有の珪石の吹き出しの多い土で、肩は明るい火色を出していますが、胴下半には黒斑が多くみられます。肩から胴下半にかけ一条の太い黄緑色の自然釉が流れていて、この壺をひきたたせています。
