唐物手付籠花入 からものてつきかごはないれ

唐物手付籠花入
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鶴田 純久の章 お話
唐物手付籠花入
唐物手付籠花入

唐物手付籠は俗に「牡丹籠」、または「霊照女籠」とも呼ばれ、広間の花入に使用されます。
これは明代に中国でつくられた籠で、全体が細い竹と藤の精緻な細工によって編み上げられています。
菊底の編み始め、脛当を施した胴から、透かしの編み目の風雅な菱形文様の肩と縁が対照と調和の美しさを保っています。
手には一本の太い竹を用いて、かがりによって飾られ籠の本体に結びつけられています。
手の上部には銅の金具が付けられています。
これは中国で花を盛ってつるして使用された名残です。
【付属物】箱―黒漆塗、貼紙書付・東本願寺蔵印
【伝来】東本願寺
【寸法】 高さ:49.0 口径:(内)10.2、(外)2.0 左右22.5 底径:12.2

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