唐物南京玉籠花入 からものなんきんだまかごはないれ

唐物南京玉籠花入
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鶴田 純久の章 お話
唐物南京玉籠花入
唐物南京玉籠花入

典型的な唐物花籠の形式をそなえているうえに、装飾に南京玉がはめ込まれているのが珍しく、古来有名な籠です。
作風は幅広い縦に細い緯を編みつけ、肩から上に二段の曲線を造形し、肩に透かしの装飾を付け、口は厚みのあるをあててかがってあります。
肩の飾りに連結して胴に籐のかがりを付け、その部分に色とりどりの南京玉がはめ込まれています。
手付は丸籐やや低く付けてかがりを施していますが、上部に銅の板を編み込んであるのが特徴です。
全体に薄く漆がかっているのを見所とします。
【伝来】 赤星家
【寸法】 総高三七〇 高さ:(身)二四七 口径:11一 底径:11.5

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