古銅経筒花入 こどうきょうづつはないれ

古銅経筒花入
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鶴田 純久の章 お話
古銅経筒花入
古銅経筒花入

経筒を花入に転用したもの。
「文治元年十二月十五日 零済師納之」と彫銘があり、奉納の日と人物が知られるのです。
茶家でこの経筒を花入にするときは、追善・茶匠忌など仏事の茶会に用いられ、蓮、蓮の実や菩提樹などを活けることを習わしとしています。
経筒は大中小さまざまな寸法のものがあるわけで、そのうち花人にほどよいものが選ばれ、中でもこの花入れように年紀があって、しかも共蓋がともに伝世したものを尊んでいます。
この場合、蓋は本体の脇に添えて飾られます。
大和中宮寺の伝来で、のちに裏千家に納められ、今日に及んでいます。
【寸法】 高さ:24.0 口径:7.5

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