仙叟好大法螺貝釣花入 せんそうごのみおおほらがいつりはないれ

仙叟好大法螺貝釣花入
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鶴田 純久の章 お話
仙叟好大法螺貝釣花入
仙叟好大法螺貝釣花入

法螺貝を花入に用いようと試みた意欲もさることながら、これを釣花入にするにあたって、細かい鎖で包む工夫をされたことに感嘆させられるのです。
おそらく山伏が法螺貝をもち歩くに際し、美しい意匠の袋に入れたりすることから思いつかれたものでしょう。
編み方にも工夫がなされ、いくつかの層に分け、先端ほど目も細かく編まれています。
そして貝の形容を一段と美しくみせる効果を果たしているのです。
図版のものは玄々斎の書付で貝の一部に「仙好」とあり、箱書には「大法羅かひ釣花入 仙叟所持伝来うつし」と記されている。
【付属物】箱書付玄々斎宗室筆
【寸法】長さ48.0

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