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鶴田 純久の章 お話
青海波
青海波

古銅下蕪耳付花入。
大名物。
両管耳・首周り・高台周りに彫り文がはっきりとめぐらされ、全体の形は凛々しく男性的に引き締まって、あたかも甲冑を着けた武者姿を想像させます。
紫銅の金味が無類の上作。
銘は彫り文の青海波文によります。
『古今名物類聚』によれば、寛永六年八月に将軍家光が水戸家に渡られた折これを用い、自ら木槿を入れたと記されます。
また実業家朝吹柴庵が上野池の端の道具商斉藤万蔵の店頭から掘り出し、大名物と認定したといいます。
【付属物】内箱!黒塗、金粉文字 添状―朝吹柴庵筆
【伝来】 徳川家康 水戸藩祖徳川頼房―水戸徳川家 朝吹柴庵 益田鈍翁
【寸法】 高さ:25.5 口径:64 胴径:13.0 重さ:1360

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