宗全手付置籠花入 そうぜんてつきおきかごはないれ

宗全手付置籠花入
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鶴田 純久の章 お話
宗全手付置籠花入
宗全手付置籠花入

久田宗全作の手付の置籠で、一名「宗全籠」と呼ばれています。
はじめに仙叟が考案して図面を書き、籠を能くする宗全に頼んだもので、手を付けない形が仙叟好み、籐の丸い手を付けたのが宗全の好んだ形です。
低い竹の手を付け藤蔓をあ たのは、覚々斎の好みです。
置籠として安定だつま感があり、手が枠の役をなすために花を引き立てる使いよい籠として好まれます。
宗全はこのほかに蟬籠・ぶりぶり籠などの花入、達磨・平炭斗などの炭斗をつ っています。
筒は曲黒塗で不及斎筆朱漆書「宗全作籠花入不及斎(花押)」。
【付属物】箱―桐四方桟箱、書付了々斎宗左筆
【寸法】総高38.0 口径:18.3

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