交趾写炉用竹蓋置
Hozen: bamboo-shaped futa-oki (kettle-lid rest for use in tea ceremony) in the style of kōchi ware
Height 5.6cm
高さ5.6cm 口径4.9cm 底径4.5cm
交趾写風炉用竹蓋置
Hozen: bamboo-shaped futa-oki in the style of kōchi ware
Height 4.5cm
高さ4.5cm 口径5.1cm 底径4.7cm
青磁夜学蓋置
Hozen: futa-oki of yagaku form (“night study”, jar-shaped with four window-shaped opening), celadon
Height 5.2cm
高さ 5.2cm 口径5.5cm 底径3.7cm 五脚
染付龍文蓋置
Hozen: futa-oki with dragon design, blue and white
Height 4.7cm
高さ4.7cm 口径5.7cm 底径5.0cm
染付瓢図蓋置
Hozen: futa-oki with gourd plant design, blue and white
Height 4.5cm
高さ4.5cm 口径4.2cm 底径4.2cm
図207,208は交趾の釉法を用いて、炉用、風炉用の竹の蓋置を形どったものです。竹の皮を緑釉で、身を黄釉で色取っています。炉用の蓋置は外側に「永楽」 の印が捺され、箱の蓋表には 「引切写蓋置④ 善五郎 (花押)」 とあります。また風炉用の蓋置は、内側に「永楽」印が捺され、箱には 「交趾写竹輪蓋置」、「善一郎造」 と書されています。
図209の蓋置は、青磁夜学を倣ったもので、脚先を除いた全面に青磁釉がかけられています。胴の釉下に「永楽」の印が捺され、箱の蓋表には 「青磁夜学 蓋置」、蓋裏には「保全造」 と書き付けられています。
図210は上部のわずかに開いた吹抜けの蓋置である。上部の面に鉄釉を塗り、内側に瓔珞風の連続文を染付でめぐらし、外側の上下も連続文で縁どり、中央に龍と鳳凰をやはり染付で描いています。内側「河濱支流」の印を捺し、その左右に「大日本 永楽製」 と分けて染付銘が書されています。箱の蓋表には「龍鳳 染附蓋置」、蓋裏には「善五郎造」 と書き付けている図211は平たくのばした土をまるめた手捏ねの蓋置で、外側には無造作に瓢の絵を染付で描き 「誰識中蔵世界寛」 と書し、「永楽保全置造 画賛一筆」 と書しています。土を重ねた所に「河濱支流」の印が捺されて、箱の蓋表には「染付瓢ノ画 輪蓋置」、蓋裏には「印 保「全造」 と書き付けています。