Bizen Flask with two handles
高さ17.8cm 口径11.0×11.5cm 胴径22.0cm 底径12.5cm 東京国立博物館
扁壺は現存するもの極めて少なく、数点を数えるのみでしょうが、かつて松永安左衛門氏の愛蔵品で東京国立博物館に寄贈されたもの.頸の長い扁平の壺で、かなり箆を使って成形しています。頸の左右に耳がついていますが、頸部がやや落ち込んでいます。肩先から胴にかけて胡麻釉が薄く降りかかり、底には窯印があります。胴の前後に銑付穴の跡が残っていますので、かつては床に掛けたのでしょう.