
唐物 中興名物
付属物
蓋箱 桐白木 書付 松平不昧筆
仕覆四
挽家蓋 柊彫銘 江月和尚筆
挽家胴 書付同筆(割れ目銀錢二か所)
唐物 朱塗四方盆 盆箱 桐白木 書付
内箱 桐 白木 書付 小堀遠州筆
外箱 桐 白木 書付 松平不昧筆
外題箱 桐 白木 書付 松平不昧筆
点字書付 江西和尚筆
伝来
小堀遠州一阿部豊後守―上田宗吾―松平不昧
寸法
高さ:6.3cm 口径:3.2cm 胴径:5.4cm 底径:2.6cm 重さ:42g
この茶入は、小堀遠州が、中興名物に選んだ逸品である。
小肩衝ながら、胴下脇におおきやかな力を見せて、あたかも富士山のごとき釉がかりを正面に置き形として、はるかにながめた心持ちを賞美しようとして、遠州はこれに富士山の銘をつけた。まったく気のきいたりりしさを遠州は認めたのであって、銘は江月和尚の賦詩をもってたたえた。
糸切りはあざやかで、土味もよく、筆者は、幾度となく拝見した。幸いに松平不味から好事家の手に伝来し、折ふし茶会においても実見する機会を得たことをよろこんでいる。
仕覆は四つあるが、いずれも名物切中の珍品が用いられて、富士山に景をそえて美しい。






彫銘 江月和尚筆

壺中有天地
山改旧時容
磑下霏々雪
吹飜富士峯



