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伊賀 耳付 銘 小倉

伊賀 耳付 銘 小倉
伊賀 耳付 銘 小倉

重文
寸法
高さ:27.2~28.3cm 口径:9.7~10.6cm 胴径:12.0~13.3cm 左右:12.4cm 底径:12.0~12.2cm 重さ:2110g

 この花入を形容する川崎克氏(伊賀出身、故人)の名文を抄録しよう。
 「この形状稀に見る形にして、中央の前面は竪に屏風をたてたる如く、凹形をかたどり、右半面寄付は灰を被れる青釉の下に焦げを配し、左半面は素地の赤に萌黄の飛釉横に散るあたり、真に複雑を極める景色を顕す。これをたとえれば、右半面はうっそうたる森林の杉木立を見る如く、左半面は瀑布の九地に墜つる如く、その鮮明巧緻において伊賀中最も絢爛たるものなり。
 この器は数年前、赤星入札にあたり小倉常吉氏(横浜の巨商)が当時の離れ相場たる七万余円を以って落札せしめたるものなるが、当時の骨董相場よりすれば驚くべき高価なりしも、当節の価格よりすれば、小倉氏の炯眼と、その態度に服せざるを得ざるものにして又一方の雄を争ふに足るべき逸物なり」

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