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志野 茄子

志野 茄子
志野 茄子

伝来
京都南 三井家

寸法
高サ4.8cm
口径4.5cm
胴径5.7cm
底径3.5cm
重サ76g

 茄子と称するのは、かりの見立てであろうか。胴合といって、中ほどに身と蓋の切れ目がある。少しく平型で尻ぶくらにすわりよくできていて、蓋のつまみに近く鉄釉が濃く点々とつけられ、茄子のへたのように見えている。
 総白釉のあいだから、なかば火替りにいろどり、その上を同じく点々と鉄釉がつけられて、力強く文様をなしている。
 茄子というのは素朴な野菜であるが、昔話には、無駄花なき縁起よき蔬菜として、器物にもその形をもちい、名称ともなっている。
 志野香合にはなんともいえない形のものが多いが、いずれも面白く造られて、名前もまた面白くこじつけられている。
 筆者は、志野香合の種々相を数々見ているが、いずれも同型はなく、雅趣ゆたかな形に造られていることに感じ入っている。

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