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志野 一文字 万年青

伝来
平瀬家

寸法
高サ2.3cm
口径5.0cm
胴径6.2cm
底径5.4cm
重サ85g

 一文字万年青の香合というのは、形は円型で、横一文字にきりたるをもって、この名称が生れたものである。蓋表には、あたかも水墨の絵画のように筆勢よく、一株の万年青が鉄釉でえがかれ、円相中の一画面をなしてうまくおさまっている。
 釉薬は総体に志野釉の間から、側面、底一面にかけて赤みをおびた火替りが、とくにこの焼き物の特徴をあらわして美しくながめられる。
 黄瀬戸の香合でもいえることであるが、和物の香合は、中国から舶載された香合とちがって、最初から茶道具の香合として生れたものであるから、すべて整いを見せていることがわかる。
 筆者は同種の香合を数個見ているが、いずれも文様を異にして、あるいは花、あるいは蝶など、好ましき文様がつけられている。 平瀬家から出て、のち関西の地において数奇茶人の手を転々としている。

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