
伝来
京都南 三井家
寸法
高サ3.9
口径4.6
胴径5.2
底径3.2
重サ五六
所載
茶道筌蹄
和物香合では、この黄瀬戸香合根太がもっとも古いのではないか。かつて利休所持としるされたものがあったと、『茶道筌蹄』にしたためている。つまり、この種の香合のたぐいであろう。
平宝珠ともいい、めでたき形といわれている。黄釉が鮮やかに発色して、丹礬釉が蓋の中ほどにたんまりとあらわれて、美しいこと限りがない。おそらく、この種の香合中の美品であろう。なお、姉妹の一品があるが、それは求竜堂版 『茶道名器鑑』に掲載されている。
筆者は、この種の香合を相当数見ているが、やや小型のものが多い。それぞれ好事家の愛蔵品となって、目利き茶人の誇り物とされているものである。
これは、南三井の松籟翁の愛蔵品であった。



