
付属物 箱 桐白木 桟蓋
同蓋裏 書付
寸法
高さ:27.6cm 口径:11.4~12.2cm 左右:12.6cm 底径:12.1~12.5cm 重さ:2450g
この伊賀は伊賀花入の約束を完備しながらも、ずばぬけた特徴がない。まず、口作りのべべら、頸筋が三段になった箆の使い方、耳の無造作なつけかた、腰下が樹木の根元を思わせる重味のある質感、正面のビードロとかせの混り合った面白さ、腰から下の焦げ具合、裏側は全面に赤みがあるなど、すべてが巧みに過ぎて印象が薄れるほどである。
箱書付は筆者不詳であるが、
裏表有之雌雄なし、故に本願寺
とあって、本願寺は東西の別があるが、信者にすれば、分ちがたいのにたとえたのであろう。



