
付属物 箱 桐白木 書付 伊丹屋宗不筆
添状 古田織部より上田主水(宗箇)あて
寸法
高さ:25.4cm 口径:15.1cm 胴径:12.8~15.1cm 底径:11.0~13.0cm 重さ:2300g
この花入は付属の古田織部の文を添えて、関西方面では「織部生爪花入」と知られている。
すなわち、最初織部の秘蔵していたのを上田宗箇が無理じいに懇望したので、「生爪を剥がれる思いで譲ります云々」といって渡した。
それが道朴に伝わり、寛永九年堺の豪商伊丹屋宗不の持ち物となった。
ずんぐりとしていて、必ずしも上品な形とはいえないが、独立ちはすこぶる美しい。
いかにもたくましい不敵な感じは織部好みらしい。これこそ桃山時代の、伊賀農具説の典型の花入である。



