名古屋の松村八次郎が1896年(明治二九)中区新栄町に松村硬質陶器株式会社(のちに千種区千種町に移転)を設立し、フランス製の純白硬質陶器を模造して東焼と称しました。これが東洋における硬質陶器の元祖で、地質が堅く低温や高温にもよく耐えて容易にこわれないため、陸海軍省をはじめ需要は非常に多かったといわれます。(『名古屋市史』)