Oribe Incense burner with cover surm untred by shishi (lion)-shaped knob
高さ21.6cm 口径19.5×21.6cm 四脚
東京国立博物館
撫四方の平らな香炉で、口部に落としかけた蓋には、 紐につながれた珠をくわえる獅子を鈕にし、 四方に穴を穿って煙出しにしています。 底には四方に獣面の脚をつけ、 底部と脚には長石釉、 その他の外部全面に緑釉をかけています。 蓋表の獅子鈕の側に 「寄進仕候 熱田大神宮 加藤佐右衛門」、 身の側面に「熱田大神宮 慶長拾七年九月吉日 加藤佐右衛門 寄進仕候」の文字を刻しています。 織部焼の焼造年代や作風を推測する上で貴重な資料であります。 釉膚はやわらかく焼き上がっています。