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鶴田 純久の章 お話

土踏みの終わった粘土を、使用に先立って使用分量だけを練り台の上に置き、両腕に体重をかけて両手で練り上げを行いました。
両端を中央へ折り込んで練ります。
これは粘土の硬軟の完全な混ぜ合わせを行うのと、粘力を増すための練り上げであります。
かなりの重労働でI練りで汗をかき、一練りに二、三回は息をつがねぱ練り上げまでには至らないようです。
瀬戸では「大押し」といいます。
荒練りされた粘土はさらに巻練りが行われます。
これを瀬戸では「捻押し」といいます。
これでいよいよ成形の運びとなります。

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