佐伯窯 さえきがま

marusankakusikaku
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鶴田 純久の章 お話

山口県萩市松本にあった陶窯。
林窯ともいいます。
『焼物師由来書』所収の「坂家覚書」に、「松本焼林家元祖半六と申者長州家中佐伯某の次男なりしが、焼物細工を好みて坂三代目新兵衛へ神文をなし弟子と相成り、夫より氏を林と改め同国へ召抱られ、弥四郎と申者より四代に相当り泥平と申者落度有之知行召上られ其以来絶家」とあります。
この泥平(吐平)というのは相当に立派な技量をもっていた陶工で、『防長大物誌』に「泥平、初めは萩窯、後には大津郡深川窯に在り、文化文政年中(1804-30)有名の職工なり」とあります。
(小川五郎)※はぎやき※まつもとはぎ※どろへい

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