Picture of 鶴田 純久の章 お話
鶴田 純久の章 お話

肥前国松浦郡佐々村大字市の瀬(長崎県北松浦郡佐々町)にあったものです。
安永(1772-81)の末頃椎ノ峰より移住した福本某がここで陶器を製造しました。
かつて文化年中(1804I-8)に加藤民吉がこの窯の福本仁左衛門について製磁の法を習ったといいます。
文政(1818-30)末年あるいは天保の初めに廃絶しました。
製品は染付磁器。
一説にかつて横石氏の一族の某が婿養子に来て焼きましたが、一代で絶えたといいます。
(『日本近世窯業史』『古木原焼及其系統に就いて』)

前に戻る
Facebook
Twitter
Email