処窯ともいいます。中国明代の青磁窯。浙江省処州県にありました。明初に章竜泉窯をこの地に移して焼造したものです。清代になって処器の称があります。土は粗末であり火加減・釉薬みな不完全であります。ある者はそれでもなお竜泉の名で称しますが、要するに古章窯の比ではないようです。(『景徳鎮陶録』)