白浪 しらなみ お話marusankakusikaku X Facebook はてブ LINE Pinterest コピー 2011.06.192023.08.05 中興名物。金華山茶入、滝浪手。その景色を「興津風みぎはによせぬ白浪やかげをひたせる空のうきくも」の古歌に思い寄せての銘であります。肩は丸昧を持って衝き、冴え冴えとした黒飴釉に黒金気釉がところどころに点在します。丈は低く胴太で福相の茶入であります。小堀十左衛門の箱書があります。神尾家その他を転伝し大正になって高橋椿庵の蔵となりました。(『大正名器鑑』)