中国清朝の甕器にある大清某々年製の篆書文字の双辺紅字の款識を図書款といいます。
道光(1821-50)末年から咸豊・同治(1851-74)の間に最も盛んに行なわれました。
ときどき雍正・乾隆(1723-95)の款のものがあります。
必ずしも真品がないとはいいませんが、贋物に属するものがほとんど十中八、九であります。
(『飲流斎説甕』)
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