朝鮮民窯の染付物申岩呉須で染付されたものは、墨のように真黒であるといいますので、おそらく土産の下等呉須でマンガン・鉄などの多いものであるでしょう。
なお明治年間の有田磁器ではウラ二ウム黄の下絵を還元焼成して黒絵を現していました。
また薩摩でもひび釉の下に呉須絵を描いて低火度の酸化焼成したものを黒絵と呼んでいました。
(『陶器講座』三)
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