清安寺 せいあんじ

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鶴田 純久の章 お話

岐阜県土岐市泉町久尻にある寺。
美濃元屋敷窯の開祖加藤与三兵衛景光は瀬戸の陶工でありましたが、善光寺参詣の途次この地に立ち寄りこの寺を建立し、のちここに移りその菩提寺としました。
それゆえ美濃陶窯との縁は極めて深いです。
奥書に貞享三丙寅年(1686)とある美濃焼の発祥および沿革を記録した『瀬戸大竃焼物並唐津竃取立之来由書』、および万治元年戌(1658)正月15日付の『清安寺由来記』が発見されています。
これらいずれにも清安寺が登場しており、現在判明している瀬戸および美濃古窯関係のまとまった文献としては最も古いもので、その内容も信憑のできるものだといわれています。

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