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鶴田 純久の章 お話

松平不昧手づくりの茶碗。
土は出雲(島根県)。
江戸の名主会田一応がこれを拝領し不昧に箱書付を乞いましたが、不昧作破衣に「これひとつ」の狂歌を添えたからといって許されず、やむなく不昧の第四女幾千姫玉瑛君に請うて世外の銘を得ました。
のち江戸十大衆烏羽屋道寿、高橋拵庵を経て大原家に入りました。
1915年(大正四)高橋家売立において八千九百円でありました。
(『大正名器鑑』)

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