高橋帯庵 たかはしそうあん

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鶴田 純久の章 お話

実業家。
名は義雄。
1861年(文久元)生まれ。
1882年(明治一五)慶応義塾を卒業し時事新聞記者となり、外遊後三井合名会社に入りのち三越の重役となりました。
早くから益田鈍翁などと共に明治・大正の実業家茶人の中心として、護国寺大師会・昭和北野大茶会などを企画し斯界の振興に尽くしました。
また新聞記者としていち早く茶会記を取り上げました。
著書には『茶道読本』『趣味ぶくろ』『篇のあと』『東都茶道記』『大正昭和茶道記』『近世道具移動史』のほか、特に1921年(大正一〇)から編纂を始めた『大正名器鑑』は大事業として知られています。
1937年(昭和一二)12月12日没。
七十七歳。
なお『大正名器鑑』の編纂には助手の高橋梅園が直接これに当たりました。

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